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エンバーミングの必要性について

エンバーミングとは

葬儀を執り行うにあたって、または事前相談や葬儀関連の調べものをしている際に「エンバーミング」という言葉を聞いたことはありませんか?

エンバーミングとは、ご遺体への処置方法の一つです。殺菌消毒をおこない、腐敗を防ぐために臓器の摘出や血液と防腐剤の入れ替え、傷などの修復をおこないます。一般的に処置後数週間、最大で50日間ほど腐敗することなく安置が可能です。

処置の所要時間は

状態や個人差などにより多少変わりますが、概ね3~4時間ほどかかります。ちなみに「湯灌」のように、ご遺族が立ち会って何か(逆さ水などの儀式のお手伝い)をするなどはなく、完全に業者任せとなります。

かかる費用は

本来はIFSA(一社:日本遺体衛生保全協会)により基本料金15~25万円程と定められていますが、葬儀業者によって搬送費などの追加費用・故人の状態差などにより総費用額が様々であることが実態です。一例として、エンバーミングだけで60万円かかったという話もあります。

どういう時にエンバーミングは有効なのか

ご逝去から火葬までに10日以上の長期間を要する場合、お身体の状態を維持するために非常に有効な手段となります。また、事故などで外傷が目立つ際にも、生前の姿に近づける修復を施すことで、対面が可能になるまで整えることができます。

そのほか、遺体を空輸する際には処置が必須要件となる場合があるほか、感染症のリスクを最小限に抑えたいという場面においても、エンバーミングは極めて効果的な選択肢と言えます。

エンバーミングのデメリット

エンバーミングには高額な費用がかかります。また、あるケースでは「故人の面影が変わってしまった」「肌の質感が人工的になりすぎた」といった声もあり、仕上がりに違和感を覚える可能性も否定できません

また、専用施設で処置を行うため搬送などの日数を要する場合があるほか、故人のお身体にメスを入れるという行為そのものに対し、遺族として心理的な抵抗感が生じる方もおられます

まとめ

エンバーミングとは必ずしも必要なことではありません。メリットとデメリットを天秤にかけ、熟考されたうえで決めるぐらいで丁度よいです。弊社でも5~6日間ほどであれば毎日のドライアイス処置で問題なかった例もあります。

葬儀業者が、特に大手などは3日程度の安置期間でも「腐敗する」といってエンバーミングを執拗に勧めてくることがあります。納得の上で行うことは問題ありませんが、不要であっても葬儀社に勧められたからエンバーミングをして、後から後悔するケースも増えています。

そうならない為にも事前にエンバーミングのメリット・デメリットを知って備えておいたほうが良いでしょう。