これまでおこなってきた葬儀の中でいまも記憶に残っているのが、お一人でお見送りをされた方の葬儀です。故人をたった一人でお見送りされる事情は様々。「故人と二人きりでお別れしたい」「呼びたくても訳があって誰も呼べない」「予算がないので出来る限り質素にしたい」などの要望で相談を受けることがあります。
ある喪主様はご親戚様もおられたようですが、「一人でゆっくり送りたい」というご希望があったので、お参りなどは丁重にお断りしてお一人で通夜に臨み、お通夜後はしばらく故人様を偲んでから帰宅され、翌日の葬儀式から初七日法要までなされました。
こういったご要望がきっかけに「少人数プランがあった方がいいな」と感じるようになりました。お一人(またはごく数名)でお送りされることに対して少しでも費用面で削れるところは削ったプランがあれば、満足していただける葬儀を行っていただけるのではと、プランを練り直ししました。
お一人やお二人で送られる場合は直葬を選択される喪主様も多くおられるので、大々的に打ち出すプランというよりもどちらかというと裏メニュー的な立ち位置として、少人数プランの適用人数範囲を少し広げた(狭めた?)イメージのプランとして現在もご提供させていただいております。追加料金なしの金額提示なので、安心できると喜ばれていますね。
以下に、よくある質問も掲載させていただきます。

お一人様だけの葬儀は可能か否か
もちろん可能です。日中は故人様へのお参りは自由にしていただき、夕方以降はご自宅でしっかり休息をとっていただくことで、お一人様やごく少人数様でもご負担を軽く送っていただけます。
マナーとしてどうか
まったく問題ございません。宗教者様に対しても同様、何か失礼に当たるなどは一切ございません。
どんな葬儀になるか
静かな、リラックスしたとてもゆっくりとしたお葬式となります。もしくは過去には、弊社スタッフとずっと談笑されていた喪主様もおられました。
費用はいくらかかる
直葬の場合は少人数で費用が変わることはありませんが、お通夜式・葬儀告別式をおこなう家族葬の場合、少人数プランをご用意しておりますので、通常の家族葬の費用より抑えることが可能です。
一人だと大変でしょうか
精神的負担は、なかなか我々が察することは難しいところではありますが、昔ながらの一般葬をした場合の精神的負担、主に親戚様・ご近所・お参りの方への心配り、それに比例して葬儀が終わるまでの時間的余裕の少なさ、時間がない為に故人様を偲ぶ時間もとり辛い・・などの負担が無くなるメリットはあります。
また、我々スタッフに対して「人数少なくて(すみません)・・」と申し訳なさそうにされる方もいらっしゃいましたが、むしろ当式場はお一人様から少人数でお使いいただきやすいキャパシティなので、そういったお気遣いは一切ご無用です。
お一人様でのご葬儀をお考えの方は、お気兼ねなくご相談ください。
