Q&A

宗派が分からない時の確認方法は

我が家は何宗だったっけ?

ご不幸があって葬儀の段取りをすることになった時、特に急なご不幸の場合は「うちは(仏教の)何宗だっけ?」と悩まれる方も少なくありません。

普段は自分の家の宗派を意識する機会はそうあるものではありませんし、宗派を記した証明書のようなものもないです(おそらくですが)。

宗派も様々。よく知られている宗派の名前を挙げるだけでもたくさんあります。

親鸞聖人(浄土宗開祖法然上人の弟子)を宗祖とし、日本で一番お寺の数と檀家が多いとされる「浄土真宗」でもすでに、東本願寺を本山とする「真宗大谷派(いわゆる“お東さん”)」と西本願寺を本山とする「浄土真宗本願寺派(いわゆる“お西さん”)」に大きく分かれています。ちなみに信者数はお西さんが最多とされています。

あとは「日蓮宗」系や、「禅宗」である「臨済宗」「曹洞宗」「黄檗宗」、「密教」の「真言宗」「天台宗」。

その他、あまり聞きなれない宗派でも、きっちり上記の大きな宗派の流れを組む宗派もあります。

宗派の見分け方

では、ご自身の宗派をどう知ればよいのか。

一番確実なのは親族や年長者に訊くことが一番確実です。当然と言えば当然ですね…。

では訊けない場合などはどうしたらいいでしょうか。

あくまで参考ですが以下の方法があります。

仏壇の周りを調べて手がかりを探る

一番わかりやすいのは、菩提寺から過去に渡された資料関係です。過去の葬儀の際に故人への追善供養の日にちを一覧で記載された紙や、菩提寺の案内などです。菩提寺さえわかれば自ずと宗派もわかります。お経本などあれば表に宗派も載っています。

仏壇の軸を見る

たとえば「南無阿弥陀仏」であれば浄土宗系、浄土真宗系や天台宗系です。「南無妙法蓮華経」は日蓮宗系、「南無釈迦牟尼仏」は禅宗系、「南無大師遍照金剛」だと真言宗系となります。

浄土真宗でのお東とお西の見分け方の一例として、掛け軸が3つある場合、左右が「絵像」であればお西、「文字の名号」であればお東。

また、掛け軸が一つの場合それが絵像であれば後光(阿弥陀如来の背景の光)の数で分かります。上部の左右の端から端の数を数えます。6本ならお東、8本ならお西です。

後光が8本ですので「お西」ですね

また位牌の字面からでもわかる場合があります。

浄土真宗だと位牌は無く(葬儀の際の白木位牌を除く)、代わりに「過去帳」というものがあります。

最後に

菩提寺と日常的に接する機会はあまり無いのが現状の為、普段から「うちは○○宗」と意識することは少なく、急なご不幸の時は慌てるかと思います。

そういった事に備えて、またはご先祖からの流れを感じてみるためにも一度ご自身の宗派を知ってみるのは良いかもしれませんね。